酒井法律事務所HOME トピックス 詳細 |
それから今世間では,いろんな部門で改革ということが叫ばれております。プロ野球界の発展についての監督が考えている改革というのはどんなことなんでしょうか?昨年は優勝したけれども,ドームの入場者数も少し減ったということも聞いていますが。
こんな立派なドームを作ってもらってお金がかかり入場料が高くなっている。これは仕方のないことかなと思うが,ただやっぱりある程度ペイしたら,プロ野球というのは,興行は興行なんだけれども,大衆に返してやるというか,もう少し安く,子供たちがいつでもポケットマネーで来れるような,そういうふうにならないかと思っています。
そうすると選手もそんなに贅沢を言ってはいけないかなと。僕の考え方とすれば,オリンピックに出て金メダル取って,そうすると野球が盛り上がる,日本の場合はね。世界のチームを集めてワールドカップをするとか,とにかく野球の国際試合で真剣勝負というのは,今のところ4年に1回のオリンピックしかないわけですよ。世界的には,まだまだ野球が認知されていないということが,それをどうやって認知させるかということと。
ファンの立場考えると,ファンは我侭で贅沢だから,いろんなことを望んでいるし。これも漫然と会議でものを考えるだけじゃなくて,具体的に動かなければ行けない。このことにつき,プロ野球全体が考えて動いていないというのが一番さみしい。
一球団のエゴでプロ野球の流れが変わっていくというふうな現状なもんだから,もう少し他のオーナーも強くなってもらいたい,とおもってますよ。僕の場合は現場改革,プロ野球の改革なんて,現場改革しかできない状態で,それでも,前の監督の時にも,思い切ってトレードをしたり,選手に危機感を与えながらできるだけの現場改革をしてきたつもりだ。
改革といったらだいたい血が流れているんですからね。なかなか今まではそういうことが少なかったですからね。
そういう意味では中日の場合はオーナーが何一つこちらのやることに反対しなかったし,現場がいいと思ったらやりなさいというふうに言葉をもらっているから有難いですね。その意味では,よその監督達はそこまでオーナーが言ってくれているのか。これは無理だよね。他のチームでは,現場改革も難しいのが現状ですよ。
前ページへ戻る | このページの先頭に戻る |